猫をこする

cs60

うちにはキビという猫がいます。
よく数えると19歳になりましたので人間でいうところの90歳越えです。
スコティッシュフォールドの雌で毎日よく寝て、よく食べる立派なおばあちゃん猫です。

もともと後ろ足が弱く、
子猫の頃から高いところへのジャンプや椅子から飛び降りる事などはしなかった
いつもゆっくりのんびり歩いている猫です。

時々キビの体をcs60で擦ります。
目もすっきり良く見えるようにクルクル、
ご飯も美味しく食べられるように歯茎の健康に口の周りもクルクル、
おでこやあごの下、首の後ろなどは気持ちがよいのかおとなしくしています。

しかし小さくなっていると思われる腎臓の付近や後ろ足、おなかのあたりに
cs60が差し掛かってくるとそれまでまったりしていた老猫が変貌します。

いつも遠くを見ているような眼をかっと見開き、口も大きく開け、
般若のような顔で牙をむきだして私に嚙みつこうとします。
獣の顔になっています。
四肢に力が漲り体をくねらせなんとかして私の腕から全身の力を絞り出し抜け出そうとします。

最初にキビをcs60で擦ったときには(特に後ろ足と背中)音がしそうなぐらいの
静電気が私の手に伝わってきました。
この小さい体の細胞が一斉に沸き立っているような、発光しているような感覚でした。

cs60で不調なところを擦るとその原因になっている静電気や迷走電流、
細胞間の老廃物が細胞から引き出されるので、人間でも施術時には痛みを感じますが、
動物でも同じように痛いようです。
しかし不要なものが体から出てしまうと再び擦っても痛くないのです。
身軽になった細胞と中にいるミトコンドリアが活発に動き出せるようになり
自己の持つ生きる力を高めてゆけるのではないかと思います。

最近は施術に慣れてきたのと痛みが少なくなってきたのか、
不機嫌そうに唸り声をあげますが意外にじっとしています。
施術が終わり開放されたキビは私の膝からとても低いジャンプをし飛び降ります。

そして少し離れたところで毛づくろいをし、何事もなかったかのように小さく丸まります。


少しでもキビの足が軽くなりますようにと思いながら今日もまた一日。





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